霊界物語のあらすじ

 霊界物語はどのような話なのでしょうか? 著者の出口王仁三郎が第1巻の序に次のように書いています。
「この『霊界物語』は、天地剖判の初めより天の岩戸開き後、神素盞嗚命(かむすさのをのみこと)が地球上に跋扈跳梁せる八岐大蛇を寸断し、つひに叢雲宝剣(むらくものほうけん)をえて天祖に奉(たてまつ)り、至誠を天地に表はし五六七神政の成就、松の世を建設し、国祖を地上霊界の主宰神たらしめたまひし太古の神代の物語および霊界探険の大要を略述し、苦・集・滅・道を説き、道・法・礼・節を開示せしもの…」
 つまり簡単に言うと、霊界物語とは『スサノオという神様が世界を救う物語』──ということになります。

 スサノオが主人公なんですが、しかし実際にはスサノオ本人はあまり登場せず、スサノオの部下の「宣伝使」と呼ばれる人たちがたくさん登場してストーリーが展開されて行きます。

 その長い物語を、いくつかのエピソードごとに簡単にまとめたのが次の表です。
 世界各地が舞台になっていますので、主に場所ごとにまとめてみました。
●「霊界物語ネット」の各巻のトップページに詳しい「あらすじ」が書いてあります。
●「王仁DB」には、もっと詳しいあらすじが掲載されています。



  • 霊主体従(れいしゅたいじゅう)/第1~12巻
    • 第1巻前半(~第24章前半)…高熊山での修業の様子、幽界・神界の探検
    • 第1巻後半(第24章後半~)~第4巻…国祖隠退の経緯
      • 第1巻後半…黄金水の12個の玉を奪い取るため邪神が暗躍
      • 第2巻…シオン山をめぐる正神と邪神の攻防戦
      • 第3巻…国魂を配置した12の山をめぐる攻防戦
      • 第4巻…常世会議と国祖隠退、「神示の宇宙」
    • 第5~12巻…国祖隠退後の世界
      • 第5巻…天変地異の続出、巨大な天の浮橋の出現、宣伝神の任命
      • 第6巻…大洪水による世界の終末、天の大神による国生み神生み、三五教の誕生
      • 第7巻…日の出神が印度・豪州・アフリカを宣伝、守護職を任命
      • 第8巻…日の出神が竜宮城で伊弉冊大神を救出、南米で守護職が定まる
      • 第9巻…中南米で松竹梅の宣伝使が活躍
      • 第10巻…常世国(アメリカ)と黄泉島(ムー大陸)を舞台に黄泉津比良坂の戦いが行われる
      • 第11巻…中央アジアで松竹梅の宣伝使が活躍
      • 第12巻…エジプト~地中海を舞台に「天の岩戸開き」の物語
  • 如意宝珠(にょいほっしゅ)/第13~24巻
    • 第13~15巻…フサの国(ペルシャ)など中近東が舞台
      • 第13巻…日の出別神と半ダース宣伝使
      • 第14巻…半ダース宣伝使と弥次彦・与太彦
      • 第15巻…八人乙女が顕恩郷のバラモン教を退治、神素盞嗚大神が世界救済の旅に出る
    • 第16~23巻…オノコロ島(日本)が舞台
      • 第16巻…大江山のバラモン教を退治、ウラナイ教の高姫が冠島の如意宝珠の玉を奪う
      • 第17巻…丹波村の平助親子の物語、三獄山・鬼ケ城のバラモン教を退治
      • 第18巻…玉照姫が綾の聖地に迎え入れられる
      • 第19巻…玉照彦が綾の聖地に迎え入れられる
      • 第20巻…綾の聖地に錦の宮が開かれる
      • 第21巻…摂津の高春山のアルプス教を6歳の初稚姫が言向け和す
      • 第22巻…摂津の鷹鳥山や再度山を舞台に三個の宝玉をめぐる神業
      • 第23巻…熊野~聖地~摂津~淡路が舞台、木山彦・常楠が子と再会
    • 第24~25巻…オーストラリアが舞台
      • 第24巻…玉探しのため高姫一行と初稚姫一行が豪州に上陸
      • 第25巻…初稚姫らは玉依姫から五個の宝玉を受け取る
  • 海洋万里(かいようばんり)/第25~36巻…主に地球の南半球が舞台
    • 第26~27巻前半…日本の綾の聖地が舞台
      • 第26巻…五個の宝玉が錦の宮に到着、高姫は三個の神宝を探すため竹生島へ
      • 第27巻前半(~第7章)…神策により教主・言依別命は南米へ向かう
    • 第27巻後半(第8章~)…琉球が舞台。琉・球の玉をめぐる神業
    • 第28巻…台湾が舞台。日楯・月鉾の物語、琉球と台湾との因縁
    • 第28末尾~33巻前半…南米が舞台
      • 第28巻末尾(第19章~)…高姫ら南米へ上陸
      • 第29巻…チリ~アルゼンチンにおける高姫や鷹依姫らの物語
      • 第30巻…末子姫はアルゼンチンの女王となる、国依別はチリ~ペルーで宣伝
      • 第31巻…国依別はペルーの大震災を救い、日暮山のウラル教を言向け和す
      • 第32巻…アマゾンの兎の都での物語
      • 第33巻前半(~第16章)…ウヅの国(アルゼンチン)が舞台。末子姫と国依別の結婚式
    • 第33巻後半(第17章~)…日本が舞台。三・五の玉の神業の終了、初稚姫は錦の宮の教主になる
    • 第34~35巻…アフリカを舞台に黒姫の物語
      • 第34巻…黒姫が離別した夫(高山彦)と子(玉治別)を捜してアフリカを旅する
      • 第35巻…玉治別たちによってスッポンの湖の大蛇が言向け和される
    • 第36巻…インド洋のセイロン島(スリランカ)が舞台。君子姫の活躍でサガレン王が治めるセイロン島が救われる
  • 舎身活躍(しゃしんかつやく)/第37~48巻…主にインドが舞台
    • 第37~38巻…出口王仁三郎の自叙伝(明治31年~大正5年)
      • 第37巻…高熊山入山、大阪宣教、静岡の長沢雄楯を訪問、大本入り
      • 第38巻…上谷での幽斎修行、冠島開き、沓島開き、鞍馬山出修、元伊勢水のご用
    • 第39~48巻…主にツキの国(インド)が舞台
      • 第39巻…バラモン教主・大黒主を言向け和すためにイソの館から言霊隊が出陣、「大祓祝詞解」
      • 第40巻…言霊隊の第二陣(照国別)と第一陣(黄金姫・清照姫)の活躍
      • 第41巻…入那の国の物語。黄金姫・清照姫が入那の国の国難を救う
      • 第42巻… 同上
      • 第43巻…言霊隊の第三陣(玉国別)と第四陣(治国別)の活躍
      • 第44巻… 同上
      • 第45巻…小北山のウラナイ教の物語。教主・松姫による宗教改革
      • 第46巻… 同上
      • 第47巻…治国別の一行が天国を巡覧する物語
      • 第48巻… 同上(バラモン軍は将軍が三五教に改宗し解体)
  • 真善美愛(しんぜんびあい)/第49~60巻…ペルシャ~インドが舞台。17歳の初稚姫の物語
    • 第49巻…河鹿峠の祠の森の物語 (祠の森を高姫と妖幻坊が占拠する)
    • 第50巻… 同上 (初稚姫は高姫を改心させようとするが、高姫と妖幻坊は祠の森から逃げてしまう)
    • 第51巻…小北山と浮木の森の物語 (高姫・妖幻坊は小北山の聖場を占拠しようとするが失敗し、浮木の森の曲輪城を根城に活動する)
    • 第52巻… 同上 (小北山の文助の改心、高姫・妖幻坊は浮木の森から逃げ去る)
    • 第53巻…ビクの国の物語 (ヒルナ姫とカルナ姫がバラモン軍から国を守る。治国別一行が活躍)
    • 第54巻… 同上 (ビクの国の後継者問題)
    • 第55巻… 同上 (玉置の村のテームスの話)
    • 第56巻…テルモン山の物語。三千彦と霊犬スマートが活躍
    • 第57巻… 同上
    • 第58巻前半(~第13章)… 同上
    • 第58巻後半(第14章~)…イズミの国のバーチルの話。玉国別一行が活躍
    • 第59巻… 同上 (猩々島から猩々を救出)
    • 第60巻前半(~第11章)… 同上 (タクシャカ竜王を言向け和す)
    • 第60巻後半(第12章~)…大本三美歌(第3篇)、祝詞(第4篇)、三五神諭(第5篇)
  • 山河草木(さんかそうもく)/第61~72巻、入蒙記
    • 第61~62巻…大本讃美歌
      • 第61巻…七五調の歌がメイン
      • 第62巻…短歌(五七五七七)がメイン
    • 第63~72巻…主に中近東~インドのあたりが舞台(第69巻のみ南米)
      • 第63巻…スーラヤ山で伊太彦一行はウバナンダ竜王から夜光の玉を受け取る
      • 第64巻上・下……エルサレム物語。ブラバーサ宣伝使の活躍とウラナイ教のお寅一派の妄動
      • 第65巻…虎熊山の爆発、宣伝使一行はエルサレムに入り七福神を演じる
      • 第66巻…トルマン国を大足別のバラモン軍から守るために、ヨリコ姫・照国別・梅公らが活躍
      • 第67巻前半(~第10章)… 同上
      • 第67巻後半(第11章~)…タラハン国の政治改革。アリナや梅公別が活躍
      • 第68巻… 同上
      • 第69巻……ウヅの国(アルゼンチン)とヒルの国(ペルー)の同時政治改革。国照別や春乃姫の兄妹、国愛別らの若者が活躍
      • 第70巻…トルマン国をバラモン軍から守る戦い。太子チウイン、王女チンレイらが活躍。千草の高姫の狂態
      • 第71巻…タラハン国で、悪僧・玄真坊と千草の高姫が悪事を重ねる
      • 第72巻…トルマン国のスガの町で、千草の高姫が悪事を重ねる
    • 入蒙記…大正13年(1924)のモンゴルでの神業
  • 天祥地瑞(てんしょうちずい)/第73~81巻…紫微天界(しびてんかい)の修理固成の物語
    • 第73~75巻…太元顕津男の神(おほもとあきつをのかみ)の旅
      • 第73巻…紫微天界の創造、顕津男の神が高照山(たかてるやま)を出立、東雲国(しののめこく)、三笠山
      • 第74巻…真鶴山、玉野の森
      • 第75巻…玉藻山の聖場、西方(にしかた)の国
    • 第76~78巻…朝香比女の神(あさかひめのかみ)の旅
      • 第76巻…天津高宮(あまつたかみや)、栄城山(さかきやま)
      • 第77巻…狭野(さぬ)の島、万里(まで)の島
      • 第78巻…グロスの島(葦原新国)
    • 第79~80巻…葭原の国土(よしはらのくに)の物語
      • 第79巻…艶男(あでやか)と麗子(うららか)の兄妹の物語(竜の島根の物語)
      • 第80巻…葭原の国土から水奔鬼(すいほんき)や猛獣・毒蛇が焼き払われる
    • 第81巻…伊佐子(いさご)の島の物語。イドムの国を侵略したサールの国で国政改革のため愛国団体が立ち上がる

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