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霊界物語の「玉」
霊界物語には神変不可思議な力を持ついろいろな玉が登場する。第35巻までは、この玉をめぐってストーリーが展開して行く。そのうちの主なものを紹介しよう。
三個の
竜宮島 (オーストラリア)の「諏訪 の湖 」に鎮まる玉依姫命 が献上した五個の玉だ〔第24~25巻〕。色は青、赤、紫、白、黄色で、それぞれ天、火、結 、水、地を示す。
綾の聖地の「錦 の宮」に運ばれ、玉が入っている箱を開けて役員・信者にお披露目した時に、何と五つのうち四つまでが石コロとすり替えられていた〔第27巻第5章〕。
この失われた四つの玉を探して、再び高姫たちは海外に旅立つ〔第27~35巻〕。
この玉は実は神素盞嗚 大神 の深い神策で、錦の宮の教主(言依別命 )によってある場所に隠されていた。なぜそういう仕組 をしたのか、その謎が後に解き明かされる〔第33巻第17章〕。
第36巻以降はあまり玉は出て来ない。玉争いではなく、どちらかと言うと国争いになり、国家権力をめぐるドラマになる。
三個の宝珠
「真澄 の珠 」「潮満 の珠」「潮干 の珠」の三つ。第1巻第23章以降に出てくる。
「真澄の珠」は「地 の高天原 」の国祖の神殿に保管されている。「潮満の珠」「潮干の珠」(二つ合わせて「満干 の珠」と呼ぶ)は竜宮城に保管されている。この三つの玉を狙って邪神と正神が戦争になるのだ。
最終的に国祖の命令で、潮満・潮干の珠は冠島 に、真澄の珠は沓島 に隠された〔第1巻第35章〕。これらは世界の終末に際して世界改造のために使われる玉で、これを使用する御神業が「一輪の秘密」と呼ばれる。
「真澄の珠」は「
最終的に国祖の命令で、潮満・潮干の珠は
顕国 の御玉
この玉は、天地剖判の時に宇宙で一番最初に誕生した星巌 である。表側は紫で、中心には赤、白、青の三つの宝玉が深く包まれているのが、外から透き通って見える。赤は太陽、白は月、青は地球と考えると、小宇宙のメタファーと言えるだろう。
最初はシオン山 の山頂に祭られていたが、竜宮城に運ばれて来て「三重 の金殿 」の中に奉納された〔第1巻第37~38章〕。
国祖隠退後の大洪水の際には、顕国の御玉が安置されているこの三重の金殿から「天 の浮橋 」が天空に延びて、地上の神々を救済することになる〔第5~6巻〕。
最初はシオン
国祖隠退後の大洪水の際には、顕国の御玉が安置されているこの三重の金殿から「
黄金水 の十二個の玉
霊界物語に十二個セットの玉が三種類出てくる。「黄金水 の十二個の玉」「太白星 の十二個の玉」「天教山 の十二個の玉」の三種類である。
まずは黄金水の十二個の玉から。
黄金水というのは竜宮城内にある「真奈井」という井戸の水のことだ。顕国の御玉が竜宮城に運ばれて来て、まばゆいばかりに光り輝くと、黄金水が感応し、十二個のそれぞれ色の異なる玉が生まれた。これが黄金水の十二個の玉である。
竜宮城の従臣たちが一個ずつ保管していたが、悪神 の竹熊一派によって十個まで奪われてしまう。古代イスラエルの「失われた十部族」を想起させるシチュエーションだ。
最後に竹熊は戦闘で敗れ、十二個の玉と共に死海に沈んでしまう〔第1巻50章〕。しかしこのうち本物は十個だけで、他の二個は偽の玉だった。
竹熊に奪われるのを防ぐため、一個はひそかに天使長(大八洲彦命 )に献上され、もう一個(瑠璃光色 の玉)は「地中海の一 つ島 」(サルジニア島)に隠された〔第1巻第46章、第5巻第33章〕。
まずは黄金水の十二個の玉から。
黄金水というのは竜宮城内にある「真奈井」という井戸の水のことだ。顕国の御玉が竜宮城に運ばれて来て、まばゆいばかりに光り輝くと、黄金水が感応し、十二個のそれぞれ色の異なる玉が生まれた。これが黄金水の十二個の玉である。
竜宮城の従臣たちが一個ずつ保管していたが、
最後に竹熊は戦闘で敗れ、十二個の玉と共に死海に沈んでしまう〔第1巻50章〕。しかしこのうち本物は十個だけで、他の二個は偽の玉だった。
竹熊に奪われるのを防ぐため、一個はひそかに天使長(
太白星 の十二個の玉
太白星(金星)の精霊・生代姫命 が地球に与えた玉だ。始めはシオン山 の山頂に祭られていたが、後に世界十二ヶ所に一個ずつ国玉 (国魂)として祭られた〔第2巻第39~40章、第3巻第2章〕。
このうち2個はオノコロ島 に遷座された。長白山 (白頭山 )に祭っていた白色の玉は「天教山」(富士山)に、また青雲山の黄金の玉は「桶伏山 」(綾部の本宮山 )に移されたのだが、そこには何か深い意味が込められているようだ〔第6巻第14章、第41章〕。
このうち2個はオノコロ

太白星の玉を国魂として祭った十二の山(太古の神代は現代とは地形が全く異なるため、この地図はあくまでも目安である)
天教山 の十二個の玉
天教山が爆発した時に光を放って空から落ちてきた十一個の玉に、黄金水 の瑠璃光色 の玉を加えた計十二個の玉である。これは天 の磐船 で「地教山 」(ヒマラヤ)に運ばれた〔第5巻第33章〕。
三つの玉(三五の玉)
霊界物語に三個セットの玉が何種類か出て来るが、ここで紹介する三つの玉は、第16~35巻で展開される高姫物語で、高姫の執着の対象となる「三五 の玉」のうちの「三つの玉」だ。
しかし結局見つからずに帰国した高姫・黒姫を待っていたのが、次の五つの玉である。
- 金剛
不壊 の如意宝珠 -
舞鶴沖の
冠島 に隠してあったが、高姫が盗み出して、口から呑み込んでしまう〔第16巻第11~14章〕。 - 紫色の玉
-
竹熊が奪い取った十個の黄金水の玉のうち、一個だけは死海に沈まずにオノコロ
島 に飛んで来た。それを鷹依姫 が拾い、アルプス教の神宝にする〔第21巻第18章〕。しかしこれも高姫が呑み込んでしまうのだ〔第21巻第1章〕。何とも貪欲な人である。 - 黄金の玉
-
太白星の十二個の玉の一つで、青雲山から「
綾 の聖地」の「桶伏山 」へ運ばれた〔第6巻第41章〕。
しかし結局見つからずに帰国した高姫・黒姫を待っていたのが、次の五つの玉である。
五つの玉(三五の玉)
綾の聖地の「
この失われた四つの玉を探して、再び高姫たちは海外に旅立つ〔第27~35巻〕。
この玉は実は
琉球の玉
琉球の竜神夫婦(大竜別 ・大竜姫)が三五教に献上した二つの玉だ。
言依別命 と国依別 の二人が、玉の精霊だけを体に吸い取り、形骸としての玉はオノコロ島 に運ばれた。
そして「琉の玉」は「生田 の森」(神戸・生田神社)に、「球の玉」は「玉留島 」(和歌山・玉津島神社)に祭られた〔第27巻第13・16章、第33巻第26章〕。
「祭られた」と言っても霊界物語のストーリーの中での話だが、実在の歴史の中ではどのように顕れているのかは判っていない。
そして「琉の玉」は「
「祭られた」と言っても霊界物語のストーリーの中での話だが、実在の歴史の中ではどのように顕れているのかは判っていない。
竜王の三個の玉
八大竜王のうち、タクシャカ竜王、サーガラ竜王、ウバナンダ竜王が保管していた玉である〔第60巻第10章、第63巻第14章〕。
タクシャカ竜王は海王星から地球にやって来て、胞場姫 、天足彦 を堕落させた悪しき神霊だ。
タクシャカ竜王は海王星から地球にやって来て、
第36巻以降はあまり玉は出て来ない。玉争いではなく、どちらかと言うと国争いになり、国家権力をめぐるドラマになる。
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