新コーナー「調査研究レポート」細かい話はこちらに載せます(9/2)

台湾に関する歌(2)高砂島

王仁三郎が、昭和2年12月の第1回目の台湾巡教のときに詠んだ歌です。
『神の国』昭和3年1月号に発表されました。
     高砂島

台湾の称へを他所よそに高砂や 蓬莱ほうらいの名のしるき島かな
太平のなみうかべる蓬莱の 島は大和のかなめなりけり
大玉山たいぎよくざん次高山じかうざん阿里山ありさんの 名山めいざんおほき高砂島かな
常夏の島の気候は万類を ゆたかに育くむ宇都うづ神国かみくに
日本支那生蕃人せいばんじんと三つ身魂 住みて安けき坤神こんじんの島
温帯と熱帯かねて海中わだなかに 安くうかべる蓬莱島ほうらいじまかな
剣潭山けんたんざん下津岩根したついはね宮柱みやばしら 太知ふとしり立てて居ます国魂くにたま
なみ高き東海岸とうかいがんの絶壁は 世界唯一の景勝なりけり
きたみなみつの景色に名もしるく ほまれかがやく高砂の島
たまはふ神の天降あもりしこの島は 四季の実りも豊かなりけり
冬知らぬ蓬莱島ほうらいじまも新高の 山の尾のは雪ぞ積もれる
外国ぐわいこくの民も御稜威にまつろひて 高砂祝ふ君が御代かな
高砂の島に渡りてわが身魂 うら安らけくなりにけるかな
鵝鑾鼻がらんびの灯台遠く和田の原 照らして浮かぶ高砂島かな
海中わだなかに黙して浮かぶ彭桂峡アヂンゴートは 高砂島の根分ねわけなるらむ
檳榔樹びんろうじゆ椰子樹やしじゆの茂る高砂の 島の景色のうるはしきかな
とせ二度ふたたび稲のみのるてふ 蓬莱島ほうらいじま宇都うづ神国かみくに
おちこちに人頭大じんとうだいの果物の ゆたけく実る蓬莱島かな


(注)
大玉山……玉山(ぎょくさん)のことだと思われる。旧称・新高山。台湾で一番高い山。Wikipedia
次高山……じこうざん。台湾で新高山に次いで二番目に高い山。Wikipedia
阿里山……ありさん。台湾西部の嘉義県にある15の山々の総称。Wikipedia
剣潭山……けんたんざん。台北市にある小高い山。明治34年に台湾神宮が建てられた。現在は円山大飯店というホテルが建つ。
鵝鑾鼻……がらんび。台湾最南端の岬。Wikipedia
彭桂峡……不明。澎湖諸島のことか?
檳榔樹……びんろうじゅ。ヤシ科の植物。写真

このページは出口三平氏が編纂した『台湾現地研修会資料』(1990年、愛善苑・発行)に収録されている資料を元に作成しました。
(作成:2007/9/27)
プリンタ用画面
投票数:6 平均点:10.00

外部リンク

お友達リンク

Amazon広告タテ

Amazon広告ヨコ